厄災を跳ね返す鬼より強い鍾馗像

魔除けとして昔から親しまれてきた「鍾馗」は物凄い顔つきで睥睨する偉丈夫として、掛け軸や屏風の題材としてもポピュラーで、瓦屋根に像として設置されることもしばしば。

徳川四天王の一人「本多忠勝」や、「前田利家」が旗印や陣羽織で用いたことでも有名ですね。

この原形となった人物は西暦600年くらいの中国、唐の時代に存在したとされています。

彼は官吏になるための試験に失敗し、それを恥じて自害してしまいましたが、その遺骸を丁寧に供養してくれた初代皇帝の恩に報いるため、6代皇帝が病に臥せった所を救いに姿を現したのだそう。

6代皇帝は病魔にうなされてみた夢の中で、暴れまわる子鬼を大鬼が取って食べてしまうと言う光景を見たのですが、その大鬼に問うた所、自分の正体が「鍾馗」であることと、その身の上を明かしました。

この出来事で6代皇帝は快復し、感じ入った皇帝が著名な画家に夢で見た彼の姿を描かせたのがルーツとなっています。

スズキコラボレーションでは、この「鍾馗」をはじめ、様々な縁起物の像がオンラインで販売されています。

家を厄災から守り、幸運をもたらす瓦の上の守り神として、いかがでしょうか。

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